梅雨の候 ご挨拶
先日、長野県の木島平スキー場で開催されたショートのトレランに参加しました。学生時代の仲間と各地の大会に参加するのが毎年恒例になっていて、完走はしたものの、体重をもう少し落としたいものだと思いました。
その大会の前日に、近くの野沢温泉村の民宿に泊まりました。国内のスキー人口はピーク時の3割といわれており、全国的に廃業したスキー場が多いなか、野沢温泉村も経営が厳しいのではないかと想像していました。しかし意外にオシャレな店や宿が点在し、温泉街はきれいに整備され、人通りもあり、活気を感じました。
宿の主人に聞いたところ、近年、冬場にオーストラリアからの観光客が増えて、外国人が経営する宿がいくつもあるそうで、第2のニセコとも言われているようです。オーストラリア人にとっては、夏冬の季節が逆の、自国との時差が僅かな日本において、こじんまりと歩ける範囲で、スキーも温泉も食事も楽しめ、田舎のたたずまいを感じられ、東京経由で短時間で来れる、新幹線の駅からも近い、となれば観光にうってつけなのでしょう。無論、長野県のPR努力もあったようです。
温泉街には無料の小さな共同浴場が13ヶ所もあり温泉めぐりを楽しめます。源泉は短時間で温泉卵が作れるほどの熱さです。夜になると宿の近くの用水で蛍が飛んでいました。宿の食事も美味しかったのでまたいつか訪れてみたい土地になりました。
2023年06月20日 13:40